WINGMAN 07 【眼下の光・8】
「「重量重力!!パージ全開率80%!!双方両手腕から一斉射撃!!!」」
始めはこの一言からはじまった。
「「―――っ!!!グラビティ―マシンガン!!!」」
スピーカーから聴こえる声に、先程までの愉快や呑気さはもうそこにはなく、彼女は怒号と共に攻撃を始めた。
絶え間など与えない光の射撃が、滝のごとく宇宙怪獣に降り注ぐ。まさに一斉射撃。一心不乱。
ギェェェェェーッ!!!!!
この世の声とは思えない奇怪な音声が、射撃音の合間から漏れてくる。同時に、射撃による銃痕から血液らしきものも確認できた。―――凄い。
直感的にそう思ってしまう。このまま倒せる・殺せると・・・・
だが、相手もそこまで安易ではない。コイツの射撃が乱れると、すぐに体制を立て直し、コイツと同じく攻勢に転じる。
ジャァラッ!!!ギシャッァ―――!!!
叫び声と共に身体の羽を展開し、一気に射撃を止める為の盾を造りだした。モニターからだが、相当なスピードだ。
キシャァァァァァァァ―――ッ!!!!
そして、盾が破られる前に身体を反転させ、腹、昆虫でゆう腹を自分の頭の上に置き、蒼い閃光のような光化学兵器を照射した。かろうじて腕で攻撃の衝撃を吸収する。
「「くっ!!!」」
「ナ、ナナコちゃん!?」
「「・・・大丈夫、まだいけるよ。AX-8。」」
危機感からか、彼女の俺に対する呼び名が戻っていた。
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ―――!!!!!肩制限解除!!!フィジカルキャフト、オフ!!!」」
先程同様、コイツが命令どうりに動き、肩にはめられていた〔重量重力場〕が翼の様に展開し、青白い光を纏う。
「「バスタァ――――!!!ウイングッ!!!!!」」
彼女の声に連動し、コイツの拳に力が漲るのが嫌でも理解できる。できてしまう。
ギシャァァァァァァァァァ――――!!!!
敵もさらなる攻撃の為、体制を攻勢に持ち直す。アレをまた放つつもりだ。
「「くらえぇぇぇぇぇぇ――――!!!!」」
次は射撃ではなく、拳で攻撃するため体制を低くとる。相手の急所に確実にキメるために。
当然の様に拳と光化学兵器が衝突する。・・・ほぼ同時。いや、刹那しかかわらない動き・・・。
しかし、腕が飛んだ。
始めはこの一言からはじまった。
「「―――っ!!!グラビティ―マシンガン!!!」」
スピーカーから聴こえる声に、先程までの愉快や呑気さはもうそこにはなく、彼女は怒号と共に攻撃を始めた。
絶え間など与えない光の射撃が、滝のごとく宇宙怪獣に降り注ぐ。まさに一斉射撃。一心不乱。
ギェェェェェーッ!!!!!
この世の声とは思えない奇怪な音声が、射撃音の合間から漏れてくる。同時に、射撃による銃痕から血液らしきものも確認できた。―――凄い。
直感的にそう思ってしまう。このまま倒せる・殺せると・・・・
だが、相手もそこまで安易ではない。コイツの射撃が乱れると、すぐに体制を立て直し、コイツと同じく攻勢に転じる。
ジャァラッ!!!ギシャッァ―――!!!
叫び声と共に身体の羽を展開し、一気に射撃を止める為の盾を造りだした。モニターからだが、相当なスピードだ。
キシャァァァァァァァ―――ッ!!!!
そして、盾が破られる前に身体を反転させ、腹、昆虫でゆう腹を自分の頭の上に置き、蒼い閃光のような光化学兵器を照射した。かろうじて腕で攻撃の衝撃を吸収する。
「「くっ!!!」」
「ナ、ナナコちゃん!?」
「「・・・大丈夫、まだいけるよ。AX-8。」」
危機感からか、彼女の俺に対する呼び名が戻っていた。
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ―――!!!!!肩制限解除!!!フィジカルキャフト、オフ!!!」」
先程同様、コイツが命令どうりに動き、肩にはめられていた〔重量重力場〕が翼の様に展開し、青白い光を纏う。
「「バスタァ――――!!!ウイングッ!!!!!」」
彼女の声に連動し、コイツの拳に力が漲るのが嫌でも理解できる。できてしまう。
ギシャァァァァァァァァァ――――!!!!
敵もさらなる攻撃の為、体制を攻勢に持ち直す。アレをまた放つつもりだ。
「「くらえぇぇぇぇぇぇ――――!!!!」」
次は射撃ではなく、拳で攻撃するため体制を低くとる。相手の急所に確実にキメるために。
当然の様に拳と光化学兵器が衝突する。・・・ほぼ同時。いや、刹那しかかわらない動き・・・。
しかし、腕が飛んだ。
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