ほんの小さな私事(85)
学校に到着すると、私たちは、学校全体の雰囲気が、いつもと違って、異様な感じになっているのに気づいた。
いつもは、グラウンドやテニスコートで、朝練に励む声が聞こえてきて賑やかなのだが、今日に限っては、登校中の生徒の喋り声ぐらいしか聞こえてきてこなくて、まるで葬儀会場にでも来ているような感じであった。
校門を通り過ぎる際に、貼り紙があったので、それを見てみると、このよう書かれていた。
『臨時に、一定期間、部活動の朝練を禁止とする。詳しくは、担任、及び、顧問の先生に説明と指示をあおぐこと。−生徒会−』
これはやはり、昨日の出来事が関連しているのだろう。
私たちは、山下さんの事が気になる手前もあってか、急いで教室へと向かった。
いつもは、グラウンドやテニスコートで、朝練に励む声が聞こえてきて賑やかなのだが、今日に限っては、登校中の生徒の喋り声ぐらいしか聞こえてきてこなくて、まるで葬儀会場にでも来ているような感じであった。
校門を通り過ぎる際に、貼り紙があったので、それを見てみると、このよう書かれていた。
『臨時に、一定期間、部活動の朝練を禁止とする。詳しくは、担任、及び、顧問の先生に説明と指示をあおぐこと。−生徒会−』
これはやはり、昨日の出来事が関連しているのだろう。
私たちは、山下さんの事が気になる手前もあってか、急いで教室へと向かった。
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