携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ミステリ >> 消えた30の瞳 ?

消えた30の瞳 ?

[365]  内田俊章  2009-09-05投稿
 セスナ機が遭難して3日目の夜の事である。

 山岳警備隊の隊長で、今回の対策本部長である斉藤が、記者会見を行った。

 「出来る限りの方法で捜索しましたが、現時点では、何の手掛かりも無く、遭難者の生存は、絶望的と思われます」と。

 当然、家族やマスコミから、様々な質問が出たが『捜索方法や内容には、問題ない』と言い切った。

 家族もちろん、捜索隊の落胆は大きかった。

 当初セスナ機は、通信機器の故障で、どこかに不時着したのでは、との思いもあった。

 しかし、近隣の自治体からは、その様な情報もなく「絶望的」との言葉を受け入れるしかなかった。

 矢口と野崎は、顔を見合わせた。

 「本当に疲れるな」

 「そうたな。何も出てこない何て、どう言う事だよ!」

 野崎も珍しく、悔しさを露にした。


 その後も、範囲を広げる等して、捜索が続けられたが、何の進展が無いまま、1ヶ月後に対策本部は解散した。

感想

感想はありません。

「 内田俊章 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス