携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> その他 >> (仮)消えた男…陰の薄い恋…36

(仮)消えた男…陰の薄い恋…36

[358]  月の狼  2009-09-06投稿
5.平穏な時間

ストレチャーに乗せられた安野 丈 は看護師長の岡と救急隊によって検査と手当ての為、院内の奥へと消えて行った。
伊井 香 はロビーの横に有る待合室で待つように言われ待合室を探して病院の中を10分ぐらい歩いて、やっと見付けた。
病院は大きく旧館、新館、別館と分かれていて通常の診察用などの出入口と救急用の出入口と入院患者のお見舞い用の出入口が有るため病院内で伊井 香 は迷子になっていたのだ。
やっと待合室に腰を掛けてホッとした所へ誰かが伊井 香 に近付いて来た。
伊井 香 は、まさか自分に用があるとは思っていなかったので気にしていなかった。
そんな伊井 香 の所で立ち止まった人物は伊井 香 の顔を覗き込むようにしてジロジロと見た!
伊井 香 は、また変質者?と思って、その立ち止まっている人を見上げた…
キレイな女性だった。
若くてスタイル抜群の女性だった。
伊井 香 は病院などに知り合いは居ないし、こんなキレイな女性の友達も居ないので人違いだと思た。

女性「香さん、お元気そうね。」

香「えっ!?私?」

伊井 香 は再びキレイな女性を見た!
しかし見覚えが全くない…

香(誰?誰なの?私の事を知ってるのよね!?)

伊井 香 はキレイな女性を見ながら心の中で呟いた。

女性「誰?誰なの、って?アナタの事は知ってるわ!伊井 香 さん。私の事は忘れたの?ウフフッ。」

そのキレイな女性は伊井 香 の心を読んだかのように伊井 香 が心の中で呟いた言葉を繰り返した。

香「アナタ…私の心の中を読んだの!?」

女性「ここの病院は何て言う病院か知ってる?
大賀根病院!ウフフッ。」

感想

感想はありません。

「 月の狼 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス