携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> DRAGON LOVER 25

DRAGON LOVER 25

[362]  木村蜜実  2009-09-07投稿
DRAGON LOVER 4章




「ね〜早くしてよ〜。」

「待てってば…あせんなよ…。」

魔界までのワープは結構しんどい。
焦るエリンは、僕の事を連続で叩く…。

「いてぇって!叩くな!」

「だって〜早くお祖母様に逢いたいんだもん。」

うきうきするエリンに急かされ、いざ魔界へ。

死神の家に行くと、何やら先客が…。

「ハーン、来たのか?」
そこには、ライアンと奈々ちゃんが…。

「何で、奈々ちゃんもいるんだよ…。」

「なんでって…ばあさんが呼んだから。」

「?」

2人顔を見合わす。

そこへ、ばあさんがよろよろと姿を現す。

「あらあら、エリン達も来たのかい?」
重い腰を下ろし、僕等を見渡す。

「来たのか〜じゃないよ。どうゆうことだよ。」
僕はばあさんに突っ掛かる。

「ハーンも、エリンも、よく聞いてちょうだい。これから話す事はとても重大だから…。」

「でも…奈々ちゃんは人間だよ…いいの?」
心配そうにばあさんを見つめるエリン。

「いいんだよ…奈々に関係してる事だから。」
エリンは僕の手をギュッとにぎる…。

「さて…。」

ばあさんは重い腰を上げ、ライアンに近づく。

「なっ…なんだよ…。」
ライアンは後ずさり…。

その時、ばあさんがライアンの頭をひっぱたく。

僕等は…ア然…。

「なにすんだよ!!ババアッ!!」

「なにすんだじゃない!!はらませやがって!!」

「………へ??」

僕等はばあさんを見た後、ライアンをマジマジと見た。

「ちがっ!!何!!ババアとなんて…!!」

「ばかたれ!!わしじゃない!!」

今度は奈々ちゃんをマジマジと見る…。
奈々ちゃんは『私?』ってカンジで自分を指差す。

「うそ〜♪奈々ちゃんおめでと〜♪」
ピョンピョン跳ねて喜ぶエリン。

「喜んでる場合じゃねぇだろ!!」
エリンを引っ張り落ち着かせる。

ライアンは言葉をなくし、ただ座り込む。

「あたし…妊娠なんて…。」
奈々ちゃんは、オロオロとばあさんを見る。

「わしにはわかるんじゃよ…。お前さんの体に、命が宿ってる…。」

感想

感想はありません。

「 木村蜜実 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス