ありがとうこの世界にいてくれて−01眠り姫−
私の知らない記憶。
ずっと忘れていた記憶。
なぜか、いつもこの場所に着く。
不思議だった。
でもある日。
「佐奈?」
「え?」
車椅子に乗っている私に話かけて来たのは、私と同じくらいの男の子だ。
「佐奈だよな?」
「だ・・・れ?」
「俺だよ、七樹だよ?」
男の子は七樹と言うらしい。
「わからない・・・ごめんなさい」
「・・・そうだよなぁ7年前にお前が引っ越してからだな」
佐奈は悲しく七樹を見た。
「家、どこ?」
ス・・・・。
佐奈は静かに指をさした。
七樹は車椅子をゆっくりと押した。
ピン-ポ-ン
「は−い、あら七樹君久しぶりね」
佐奈のお母さんみたいだ。
「お久しぶりです」
なつかしい感じがする。
「さ、あがって」
「はい」
「あの、おばさん。佐奈はどうしちゃったんですか・・・?」
「気づいていたの」
「なにがあったんですか!?教えてください!!」
「・・・言えないわ」
「どうして・・・・」
続く
ずっと忘れていた記憶。
なぜか、いつもこの場所に着く。
不思議だった。
でもある日。
「佐奈?」
「え?」
車椅子に乗っている私に話かけて来たのは、私と同じくらいの男の子だ。
「佐奈だよな?」
「だ・・・れ?」
「俺だよ、七樹だよ?」
男の子は七樹と言うらしい。
「わからない・・・ごめんなさい」
「・・・そうだよなぁ7年前にお前が引っ越してからだな」
佐奈は悲しく七樹を見た。
「家、どこ?」
ス・・・・。
佐奈は静かに指をさした。
七樹は車椅子をゆっくりと押した。
ピン-ポ-ン
「は−い、あら七樹君久しぶりね」
佐奈のお母さんみたいだ。
「お久しぶりです」
なつかしい感じがする。
「さ、あがって」
「はい」
「あの、おばさん。佐奈はどうしちゃったんですか・・・?」
「気づいていたの」
「なにがあったんですか!?教えてください!!」
「・・・言えないわ」
「どうして・・・・」
続く
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