携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 学園物 >> ありがとうこの世界にいてくれて−01眠り姫−

ありがとうこの世界にいてくれて−01眠り姫−

[374]  うさぎ  2009-09-11投稿
私の知らない記憶。
ずっと忘れていた記憶。


なぜか、いつもこの場所に着く。
不思議だった。

でもある日。

「佐奈?」
「え?」
車椅子に乗っている私に話かけて来たのは、私と同じくらいの男の子だ。
「佐奈だよな?」
「だ・・・れ?」
「俺だよ、七樹だよ?」
男の子は七樹と言うらしい。
「わからない・・・ごめんなさい」
「・・・そうだよなぁ7年前にお前が引っ越してからだな」
佐奈は悲しく七樹を見た。
「家、どこ?」
ス・・・・。
佐奈は静かに指をさした。
七樹は車椅子をゆっくりと押した。

ピン-ポ-ン
「は−い、あら七樹君久しぶりね」
佐奈のお母さんみたいだ。
「お久しぶりです」
なつかしい感じがする。
「さ、あがって」
「はい」

「あの、おばさん。佐奈はどうしちゃったんですか・・・?」
「気づいていたの」
「なにがあったんですか!?教えてください!!」
「・・・言えないわ」
「どうして・・・・」

続く

感想

感想はありません。

「 うさぎ 」の携帯小説

学園物の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス