携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ミステリ >> リレー小説「秘密」下:木村蜜実

リレー小説「秘密」下:木村蜜実

[573]  木村蜜実  2009-09-17投稿
「ただ、ユーリちゃんを驚かせたくてさ…。」
彼はにこやかに笑う。

ただ、驚かせたい…。

そんな訳がない。

洋子は倒れていて、彼の友達(大野君似)までいる…。
夜、ユーリが寝付いてしまう間に、直子と洋子が入れ代わった事もわかっている。

頭に残る言葉…。

『後悔する…。』

一体何に後悔するのか…。

「何でこんな所に用があるのよ…。」
ユーリは3人の顔を見渡した。

嘘のカケラも見当たらない顔に、段々と苛立っていく。

「やだなぁ…驚かせたかったって言ってるじゃん。」

「うそっ!!じゃあ何で洋子が倒れているのよ!!」
大声で怒鳴る声は、多分洞窟の外まで聞こえているだろう。

ユーリ以外の3人は、口を閉ざし、ユーリを見つめる。

(このまま逃げるか…?いくらなんでも1対3は無理…。)

考えているうちに、気を失っていた洋子が目を覚ます。

「あっ…ユーリ…?」

意識が朦朧としているのだろうか、上手く話せないでいる。

ユーリは洋子の側へ駆け寄り抱き抱えた。

「大丈夫…?」

「…は…やく…。」

洋子はか細い声で何かを言っている…。

「えっ?何?」

「に…にげ…て…。」

その言葉を聞いた瞬間、ユーリの背後に友達(大野君似)に腕を捕われる。

「!!」

逃げようがない強い力…。

直子は近づきユーリの目の前に立つ…。

「さぁ…。後悔する時が来たみたいね…。」

さっきまでとは違う、不気味な笑みを浮かべ直子がポツリと呟いた…。

身動きが取れないユーリ。

逃げてと呟いた洋子。

何故こんな事をしたのか………。

今、一つの糸が結びかけている………。





続く

感想

  • 21636: 木村さんお疲れ様でした…明さん大変でしょうが…じっくりと [2011-01-16]
  • 21637: 取り組み・提案がある場合は姫までね(笑)シャイン [2011-01-16]
  • 21658: お疲れ様でした!シャインさんありがとございます! [2011-01-16]
  • 21668: 上下にさせて頂きます・汗(多分)すみません。 [2011-01-16]
  • 21669: 何かアドバイス等がございましたら皆様よろしくお願いします。明 [2011-01-16]
  • 21670: お疲れ様です〜キム [2011-01-16]
  • 21681: 明さんも一話にこだわらずにトライしてはシャイン [2011-01-16]
  • 21682: あとは選手(リレー作家)はアンカーをゆっくり見守ります [2011-01-16]
  • 21683: 以上シャイン♪明さんファイト〜 [2011-01-16]
  • 21691: ありがとうございます!明 [2011-01-16]
  • 21700: 木村さん、お疲れ様☆明さん、ゆっくりね!待ってます☆唯沙 [2011-01-16]
  • 21712: ありがとうございます!明 [2011-01-16]
  • 21716: 揚羽:ファイト明さん? [2011-01-16]
  • 21722: やはり、遅くなりそうです(汗)すみません。汗明 [2011-01-16]
  • 21734: 難しいからねっゆっくりと明さん…シャイン [2011-01-16]
  • 21744: 全く予想外の展開…凄い!明さんも頑張って下さい:ゅゅ [2011-01-16]
  • 21870: 皆様、ありがとうございます!三話になってしまいました! [2011-01-16]
  • 21871: 遅くなり、本当にすみませんでした!明 [2011-01-16]

「 木村蜜実 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス