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「好き」って言えたらいいのにな…6話

[332]  北海道Love  2009-09-22投稿
「奈々…俺、その昨日は、」
奈々は、拓也の話しを最後まで聞かず
「もういいよ。その話しは…昨日は、ゴメンね『大塚君』。」
拓也は、「あぁ」と言って自分の席に座った。休み時間になっても二人は、話さなかった。まるで他人同士のように。
「…奈々なんか元気無いよ?大丈夫?」
京子は、奈々を心配そうに顔を除きこんだ。
「うん…。大丈夫だよ、ありがとう。」
でも奈々は、どんなに京子が話していても上の空だ。京子は、そんな奈々を見て学校の帰りに映画を見に行く事にした。
「楽しかったね奈々?!」
「…うん!あっ、もう遅いから私帰るね。」
「そうだね。バイバイ!」
奈々は、家に帰ってからケータイばかり見ていた。拓也のメールアドレスを消すか悩んでいたのだ。
(ハァ、私何悩んでんだろう。こんなメールアドレス消してやる…っ!)
でも結局消せなかった。
「私変だ。拓也のことばっかり考えてる…。」
奈々は、京子にメールした。
あのさ京子明日話し
たい事があるから、
放課後に校門の前
で待ってて(>_<)
京子からは、直ぐに返事が来た
うん分かった、
待ってる(^O^)
奈々は、返事が来たのを確認してから布団に入った。

「おはよう奈々!今日ね奈々が好きなケーキ屋の新作が半額なんだって!!」
「嘘!絶対いかなくちゃ!!」奈々は、まるで子供のようにはしゃいでた。
そして放課後………。
「奈々〜早めに終わらせてね?ケーキ屋混んじゃうから。」
「…うん分かった。あのさ京子は、まだ大塚の事…好き?」
京子は、少し考えてから、
「…好きじゃ無いよ。」
「本当に?じゃぁもしも大塚から告白されても断るの??」
「当たりまえじゃん…!ねぇもう行こうよ…!」
奈々は、黙って首を縦にふった。でもその時は、もう売切れていた。
「奈々が遅いから売切れちゃったじゃ〜ん!」
「ゴメン!だって聞きたかったんだもん!あ〜ショック…。」
二人は、諦めて帰る事にした。
「奈々、もう遅いから私の家に泊まりなよ?」
奈々は、悪い気もしたが泊まる事にした。

* 続く*
次は、拓也視点です。

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