ほんの小さな私事(101)
暫くして、窓ガラスに水滴がポツポツと当たり始め、間を置いてから、一気にどしゃ降りの雨となった。
相変わらず、雷が鳴り続け、更衣室にいるほとんどの女子が、窓の方向を見て唖然としていた。
「今日、天気予報、晴れとかいってなかったっけ?」
「天気予報なんてアテになんないよー。でも、朝はあんなに晴れてたのにねー。」
ざわつく更衣室の中。私たちも改めて、着替えに戻る。
「あー、びっくりした。私、雷苦手なのよね…。」
「私も、好き…と言うことは無いですね。それにしても、凄い雨…。」
着替え終わり、カーテンを少し捲って外を見てみる。空は、厚い雲で覆われ、大量に降りつける雨で、視界がほとんどきかない程になっていた。
「これじゃ、外での授業は無理そうだねー。」
高野さんが、そんな風に言っていると、更衣室の入り口方面から声が聞こえてきた。
「A組とB組のみなさん、次の授業は第一体育館でやりますので、そちらに来てくださーい。おねがいしまーす。」
どうやら、A組の日直の子が、連絡しに来たのだろう。
そんなこんなで、着替えの終わった人から順々に、それぞれ体育館へと移動していった。
私たちも同様に、体育館へと移動する事にした。
学校の体育館は、図書館の北東ぐらいの場所にある。
図書館と校舎を繋ぐ渡り廊下の途中で分岐した道を進み、校舎とその間に、渡り廊下と雑木林を挟んだ北側に体育館はある。
因みに、この学校にはもう一つ、校舎から少し南側にいった辺りに体育館があるのだが、そちらは、中等部の生徒も使う、いわゆる合同で使う施設になっていて、基本的に、高等部の生徒は、古くから使われている、第一体育館を利用する事になっているのだ。
相変わらず、雷が鳴り続け、更衣室にいるほとんどの女子が、窓の方向を見て唖然としていた。
「今日、天気予報、晴れとかいってなかったっけ?」
「天気予報なんてアテになんないよー。でも、朝はあんなに晴れてたのにねー。」
ざわつく更衣室の中。私たちも改めて、着替えに戻る。
「あー、びっくりした。私、雷苦手なのよね…。」
「私も、好き…と言うことは無いですね。それにしても、凄い雨…。」
着替え終わり、カーテンを少し捲って外を見てみる。空は、厚い雲で覆われ、大量に降りつける雨で、視界がほとんどきかない程になっていた。
「これじゃ、外での授業は無理そうだねー。」
高野さんが、そんな風に言っていると、更衣室の入り口方面から声が聞こえてきた。
「A組とB組のみなさん、次の授業は第一体育館でやりますので、そちらに来てくださーい。おねがいしまーす。」
どうやら、A組の日直の子が、連絡しに来たのだろう。
そんなこんなで、着替えの終わった人から順々に、それぞれ体育館へと移動していった。
私たちも同様に、体育館へと移動する事にした。
学校の体育館は、図書館の北東ぐらいの場所にある。
図書館と校舎を繋ぐ渡り廊下の途中で分岐した道を進み、校舎とその間に、渡り廊下と雑木林を挟んだ北側に体育館はある。
因みに、この学校にはもう一つ、校舎から少し南側にいった辺りに体育館があるのだが、そちらは、中等部の生徒も使う、いわゆる合同で使う施設になっていて、基本的に、高等部の生徒は、古くから使われている、第一体育館を利用する事になっているのだ。
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