いじわる先生 7 〜友達の変化〜
体育の授業で捻挫をしてしまったので、幸輔は保健室へむかっていた。職員室には保健の先生はいなかったので、
「じゃ、保健室か。」
保健室は職員室の本当に反対側と言ってもいいだろう。
「けっこう歩くな…。」
足が痛い…幸輔はゆっくり歩いた。
その途中、優太に会った。
「お、おい!大丈夫か!」「うん。」
「そっか。」
「な…何してたの、優太は。」
「い…いやあ。トイレ行ってた。」
「じゃあ捻挫したのは、優太がトイレ行ってる間だ。」
「そういうことになるな。じゃあ、保健室まで一緒に行ってやるよ。」
「ありがとう。」
ということで、2人は保健室にむかった。
すると徐々に声がした。
2人は耳を澄ます。
「優太…?」
優太は体が小刻みに震えていた。幸輔は優太の突然の変化にあたふたするばかりだった。
「…優太?優太大丈夫?」幸輔は何が何だかわからない。
「幸輔。オレここで待ってるから…保健室行ってこいよ。」
明らかに体の震えが大きくなっている。
するとやがて向こうから、岩塚先生がやってきた。
「幸輔くん。どうしたんだ?」
妙な優しい声だなと、優太は思った。
「あ、体育の授業中に捻挫しちゃったんです…だから今から保健室に行きます。」
「そうか。おだいじにな。無理しないように。」
話している間、優太はずっと隠れていた。
そして、岩塚先生が行くと、優太は姿を現した。
「…何で隠れてたの?」
幸輔は、優太の変化に少しずつ、気付きはじめていた。
怖いよ…
いじわる先生が
怖いよ…
優太が逃げた理由。
優太の心の声。もちろん
幸輔にはわからない。
「じゃ、保健室か。」
保健室は職員室の本当に反対側と言ってもいいだろう。
「けっこう歩くな…。」
足が痛い…幸輔はゆっくり歩いた。
その途中、優太に会った。
「お、おい!大丈夫か!」「うん。」
「そっか。」
「な…何してたの、優太は。」
「い…いやあ。トイレ行ってた。」
「じゃあ捻挫したのは、優太がトイレ行ってる間だ。」
「そういうことになるな。じゃあ、保健室まで一緒に行ってやるよ。」
「ありがとう。」
ということで、2人は保健室にむかった。
すると徐々に声がした。
2人は耳を澄ます。
「優太…?」
優太は体が小刻みに震えていた。幸輔は優太の突然の変化にあたふたするばかりだった。
「…優太?優太大丈夫?」幸輔は何が何だかわからない。
「幸輔。オレここで待ってるから…保健室行ってこいよ。」
明らかに体の震えが大きくなっている。
するとやがて向こうから、岩塚先生がやってきた。
「幸輔くん。どうしたんだ?」
妙な優しい声だなと、優太は思った。
「あ、体育の授業中に捻挫しちゃったんです…だから今から保健室に行きます。」
「そうか。おだいじにな。無理しないように。」
話している間、優太はずっと隠れていた。
そして、岩塚先生が行くと、優太は姿を現した。
「…何で隠れてたの?」
幸輔は、優太の変化に少しずつ、気付きはじめていた。
怖いよ…
いじわる先生が
怖いよ…
優太が逃げた理由。
優太の心の声。もちろん
幸輔にはわからない。
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