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DRAGON LOVER 39

[373]  木村蜜実  2009-09-26投稿
DRAGON LOVER 6章



死神と俺とエリン…。
3人で暮らすにはとても窮屈…。

「おい、この服貸してくれよ。」
死神は僕の服を散らかし、好みの服を僕に見せる。

「それはダメだ!てか、服買えよっ!」

「けちっ!!」
たまにオカマっぽい所がある…。

「そうだ♪みんなで服買いに行こうよ♪」

「おっ♪エリンいい事言うね〜♪行こう♪」
二人ではしゃぐ。

(はぁ〜別々の部屋がほしい。)

「ハーンも行こうよ♪あたしも服欲しいし♪あっ!ライアン達も誘う?」

「そうだな〜ライアン達も誘うかぁ。」
勝手に二人で決める。
渋々、外出用の服に着替え支度をする。

「ハーン。ライアン呼んで。」
(俺が呼ぶのか?!)

またもや渋々電話をかける。

『買物?いいよ〜暇だったし♪それと、お前に聞きたい事もあるし…。』

「聞きたい事?」

『あっ!後でいいんだ。じゃあ、今そっち行くからな〜。』

アパートの階段で集合して、渋谷まで…。

みんなでパスタを食べ、買い物をする。

エリンはなんだか楽しそう。

「あれ?ジョージ…?」
後ろから聞き慣れない声がする。

僕ら一斉に後ろを向く。

「やっぱり!ジョージってば、いつ日本に?」

(ジョージって誰だ?)
僕らは女性の視線を追うと…。

口を開けて驚いている死神…。
「めぐみ…?」

「あはっ♪ジョージはいくつになっても変わらないのね♪」

人間の知り合いか?

「死神ってジョージって名前なの?」

「そうだよ♪ジョージ・ベルナルド。人間界での修業をした時もその名前でいたらしいよ。」

「ふぅ〜ん…。」
(俺は『死神』って名前だと思ってた…。)

「悪い、お前達は先に帰ってくれ…。」
思い込むような表情…。
懐かしいなら、もっと喜べばいいのに…。

「死神様…様子がおかしいね。」
心配そうなエリン。

「どうしたんだろ〜な。」
僕も心配しながら、死神の後ろ姿を見る。

「あのさ…。死神って最近様子どうだ?」
ライアンが僕に問い掛ける。

「得に変わったトコはないけどな。どうして?」

「実はさ。奈々がみょうな事言ってたから。」

「みょうな事?」

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