サイ=アラン(第2世)?−2
サイはもはやレイドとは見ていなかった。全ての絶望を払いのけ、宿敵リチャードを見ていた。
「…ならば…俺がブラッドレイの夢を見たのは誤算だったな!」
「勘違いするな。心理学科の連中が極秘に開発した夢を操作する装置でお前にわざわざ教えてやったんだ。」
!!!あれも、リチャードの策略だっただと?!
「俺ばかり精製しているとお前に疑われる可能性があったからな。あの形でお前にヒントを与え、ヘヴンズドアの精製を促進したんだ。…ものすごくやりやすかった。お前は俺が黙っていると自分に都合のいいように解釈してくれた…。」
「ただ、認めよう…いくつか計算外もあった。あそこでスナッフルがブラッドレイにダイイングメッセージを残す隙を与えてしまったこと、スナッフルがお前につけられたこと、デボネアが焦ってアスペクトを殺したこと…俺は部下には恵まれなかった。」
「だがそれももう良い。ここでお前は死ぬ。そしてトロイモクバの、完全なる勝利だ。」
「リチャード、1つ教えろ!お前の望みは何だ!?」
「…望みだと?」
「死を克服し、世界的権力をもった今、何を望む!?」
「生命の終焉だ!愛だの何だの下らない、このNever Ending Storyに、終止符を打つ!」
サイは堕ちた友を見捨てることに戸惑いを感じた。が、やらなければいけない、そう決心した。
「…ならば…俺がブラッドレイの夢を見たのは誤算だったな!」
「勘違いするな。心理学科の連中が極秘に開発した夢を操作する装置でお前にわざわざ教えてやったんだ。」
!!!あれも、リチャードの策略だっただと?!
「俺ばかり精製しているとお前に疑われる可能性があったからな。あの形でお前にヒントを与え、ヘヴンズドアの精製を促進したんだ。…ものすごくやりやすかった。お前は俺が黙っていると自分に都合のいいように解釈してくれた…。」
「ただ、認めよう…いくつか計算外もあった。あそこでスナッフルがブラッドレイにダイイングメッセージを残す隙を与えてしまったこと、スナッフルがお前につけられたこと、デボネアが焦ってアスペクトを殺したこと…俺は部下には恵まれなかった。」
「だがそれももう良い。ここでお前は死ぬ。そしてトロイモクバの、完全なる勝利だ。」
「リチャード、1つ教えろ!お前の望みは何だ!?」
「…望みだと?」
「死を克服し、世界的権力をもった今、何を望む!?」
「生命の終焉だ!愛だの何だの下らない、このNever Ending Storyに、終止符を打つ!」
サイは堕ちた友を見捨てることに戸惑いを感じた。が、やらなければいけない、そう決心した。
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