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ドラゴンの炎 2

[534]  飛輝  2009-10-02投稿
村は一瞬で、黒い灰と架した。

辺りは静寂に包まれている。

リリーはその場にペタンと座り込んでしまった。


「自分のせいだ…」


彼女は感情の抜けた顔で呆然とするしかなかった。



―私の村はドラゴンによって、一晩で消えてしまった。

逃げ惑う人々、あちこちで上がる悲鳴、破壊された建造物、死人、怪我人…。


それは地獄絵図のような悲惨なものだった。


その時、彼女はたまたま使いで遠くの町に行っていたのだ。


彼女はおぼつかない足取りで、まだ煙の立ち上ぼる家の中に入った。

そしてそこで、もがき苦しんで生き絶えた、弟たちの姿が見えたのだった。


もう二度と、私はなくしたくないと思った。


なのに守れなかった…。


それが彼女を苦しくさせた。



―――――――――――\r
暗いです…。
全体的に暗くなると思います。

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