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対岸の少女(完)

[826]  キユデヒ  2009-10-08投稿
朝目覚めて…。


夜の出来事は忘れ、普段、通り会社へ−。



「あの女の子は誰だ?」
気にしないようにすれば、するほど頭の中に
現れる…。


不思議だ…。


仕事を終え家に着くと…。子供達が無邪気にはしゃいでる…。

妻が
「お友達を連れて来てるのよ〜」

子供は順応性が早いな〜と思いながらリビングへ


パパ〜♪

かわいい娘達に混じって
対岸の少女が?


背筋に冷たいものが流れた瞬間!


目の前から家族が消えた!


そして…。



ん?



ここは?



車の中?



そうか…。



ごめん……ごめん…ごめんごめんなさい…。


こんなつもりじゃなかった…。



私が働いていた会社は多大な負債を抱え倒産…。


社長は蒸発…。


すべての責任を私一人がおうはめに…。

借金は…。
返せる額ではなかった…。


私は妻と子供達を守れず…一家心中…。



みんなは?



私以外は息をしていない…

私はなぜ?生き残っているんだ!


山奥に止めた車から離れ、助けを求めたが声が渇れて出ない…。







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