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無題(紗弥佳17歳の時の詩)

[320]  紗弥佳  2009-10-08投稿
どうして黙っているの
立ち止まって
動かないまま
闇に染まった空ばかり
眺めているね

どうして振り向いてくれないの
視線は空を仰いだまま
何を見ているのかさえ
教えてくれないね

ぽつりと呟く
きみがみたもの
きみがきいたもの
いつもそう
ひっそりと
秘密でも言うみたいに

なんにもないね
きみがそう言った
ぼくが頷いた

なにもないよ
ぼくが言った
きみは頷いた

そう
何もないよ
この空には
星が見かけ倒しに
綺麗に輝くけれどね

夢を見ていられない
これが僕たちの生きる場所だから

夢は見ちゃいけない
これが僕たちの生きる術だから

現実ってバトルなんだ
嫌になるほどシステマティックなね

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