携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> タイムカプセル 8

タイムカプセル 8

[304]  内田俊章  2009-10-17投稿
思い出 ?

 同期会が近付いたある日、栞は謙介に聞いた。

 「カプセルを埋めたのは、あなた達の同期生だけなの?」

 「いや、全部で10個位有るそうだ!」

 「へえ、そんなに有るの?」

 「でも、2・3個は、当時のクラス委員や、担任が誰か分からなくて、今調べてるらしい」

 「へえ、その人達は、可愛そうね」

 「そうだな。その点俺達の学年は、智樹が居るから安心だ!アイツは今、娘が6年生で、PTA会長をやってるんだ」

 「ところで、亜紀さんも来るの?」

 「あぁ、来るらしい。懐かしいな。23年振りだぞ!」

 「あなた!呉々も間違いの無いようにね!」

 「間違いって?栞は俺が、そんな人間に見えるのか?昔は昔、今は今だよ」

 「でも、ビックリするほどの美人だったら、どうするの?」

 「そんな事無いって!38才ったら、もうオバサンだ」

 「そこまで言うなら、心配はしないけど……」

感想

感想はありません。

「 内田俊章 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス