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奈央と出会えたから。<398>

[506]  麻呂  2009-10-18投稿

職員室で過呼吸の発作を起こした、あたしを、



聖人が保健室まで運んでくれたコト――


その後、



あたしを心配して、職員室へ向かったユカが、



森宮の父親に言った一言――



そして、



森宮 ヒロキにビンタしたコトを――





『森宮アァァ。

当時、俺の妹と同じクラスだったお前は、イジメのリーダー格だったよな?!

妹が、お前らからのイジメを苦に自殺未遂事件を起こしたトキ、

そこにいる、お前の父親が“教育長”という立場ゆえ、

金の力で、この事件をもみ消してしまった。

怒りが治まらない俺は、お前を半殺しの目に合わせた。

しかし、殴っても殴っても、俺の気持ちは晴れなかった。

そうさ、お前を何度殴ったって、

妹の心が壊れてしまった以上、

俺の気持ちが晴れるワケねぇんだよッッ!!

よだれを垂らしながら、俺を見てヘラヘラ笑っている妹を見て、

森宮‥‥テメェは、あのトキ何て言った?!』





震えている――



森宮が小さく体を震わせている――





『‥‥ボクハコレカラ、モウニドト、イジメナドイタシマセン‥‥‥て言った―――』





森宮が、蚊の鳴く様な小さな声で言ったトキ――



京谷さんの元カノのアヤカさん。



大好きな先輩のミズホさん。



あたしの大切なヒト‥‥聖人。



そして、



森宮の父親。



それは――



みんな、



それぞれの、違う思いで見ていた光景であって――





『チッ。口先だけのヤツがッッ!!

今日は、過去のコトを、とやかく言う為に、テメェら親子を引き合わせたワケではない。

森宮アァァ!!
俺は、テメェの様な卑怯な人間が、ひょうひょうと生きてやがるのが許せねぇのよ。

今回、俺が聖人に協力した理由は、それだけだ!!』



京谷さんは、



それだけ言った後は、



妹さんのコトについは、触れなかった。


ケド、あたしは知ってしまった。



京谷さんのツライ過去を。



森宮 ヒロキから執拗なイジメを受け、


自殺未遂事件を起こした妹さんの存在を――

感想

  • 25833: 〜お詫びと訂正〜 [2011-01-16]
  • 25834: 妹さんのコトについは→妹さんのコトについて、それ以上は [2011-01-16]
  • 25835: です。申し訳ありません!! [2011-01-16]
  • 25962: 揚羽:何時か最初から読みたいな? [2011-01-16]
  • 25970: 揚羽さんコメントありがとうございます? [2011-01-16]
  • 25971: この物語はフィクションですが、 [2011-01-16]
  • 25972: 私の友人や兄弟、上司や同僚、また私自身の体験を元に、 [2011-01-16]
  • 25973: 伝えたい事、伝えたかった思いを表現出来ればいいなと、 [2011-01-16]
  • 25974: 思い、書かせて頂いている次第です。 [2011-01-16]
  • 25975: 未熟な文章ですが、読んで頂けたら幸いです。 [2011-01-16]
  • 25976: 普段、小説はほとんど読まない私がこの様なモノを書いている [2011-01-16]
  • 25977: 事は、自分でも不思議なのですが、書いているうちに、 [2011-01-16]
  • 25978: 自分の設定したキャラに、とても愛着が湧いてしまい、 [2011-01-16]
  • 25979: 絶対に完結させなければと思う様になりました(笑) [2011-01-16]
  • 25980: 揚羽さんからコメント頂けたので、頑張れます!! [2011-01-16]
  • 25981: ありがとうございました(^_-)☆ [2011-01-16]

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