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recall project #15

[403]  ERROR  2009-10-21投稿
「押しましたか?押したら数字出てきたでしょ?それが今君達の所持しているPP数です。上のボタンを押すと、現在のPP数が表示されます。」
(100PP……今おれは100PP持っているということね。)
「自分のPP数を確認したい時はいつでもそうやって確認できます。では、次に下のボタンを押して下さい。」
再び指示通りに下のボタンを押す。次に表示されたのは、

ニュウキン   +100

「『ニュウキン』と出ましたか?これは何を示しているかというと、使用履歴です。過去に遡って20まで記録されます。だからなぜPPが変化しているんだ?と思ったら履歴を見て確認して下さい、はい。」
(ということは何もわからずPPが引かれているということにはならないのか。その点はありがたい。)
「では次は暗証番号を設定してもらいます。紛失したときPPを他人に使われる恐れがありますからね。2つのボタン、それを同時に2秒以上押し続けて下さい。」
押し続ける、すると、またこんな画面に。

0000

左の0が点滅している。
「数字が現れたらボタンを押して数字を設定してください。一桁ずつ、決定は2つのボタンを同時押ししてください。」
(暗証番号か……確かに安心だ。しかし、この学園は本当にハイテクだ。)
「設定した暗証番号はこのように変えられます。しかし2回目からは前の暗証番号の入力が必要となります。気をつけて下さい、はい。」
俺は暗証番号を「8817」に設定した。特に意味はない。
「以上でUSBのことは終わり。なくさないようにしまって下さい。また今日の終わりに回収しますから、はい。」
先生はそう言った後、忘れていたことを思い出したかのようにまた話し出した。
「あっ、そうそう。PPですが、明日から使用可能となります。また、地位制度ですが、まずは学園に慣れるために施行しません。PP使用可能日から一週間後から施行とします。以上です、はい。では少し休憩を取ります。10分後にまた席に着いていて下さい。」
休憩時間となると、俺は怜のところへ行った。その時気付いたが、初日に比べ、クラスメート同士で会話している数が増えた気がする。少しずつこの雰囲気にも慣れてきたかな。

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