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当たり前4

[542]  ヒョン  2009-10-24投稿
ある日のことだった。
俺は目をさました。
殴られた頬がいたい。
そして、ひよこヘッドを
思出した。
はきそうだ。

「やばいやばい!」
変なこと考えるのはやめにしよう。


俺は自転車ではなく、歩いて登校することにした。
親には「気分で」とごまかしたのだが、実はここだけの話、ひよこヘッドを警戒していた。
もう会いたくはなかった。
マジで

もうそれは「嫌」の領域を越えていた。
もうそれは「恐怖」だった。


そして、気付いた。
あいつは他校生だから、
このじかん、警戒する必要 はなかった。

「恥ずかしっ!何者だ、俺!!」

さっきまでの俺はかるく
ストーカーだった。

電柱の影から回りをうかがうなんて、ストーカー以外の何者でもなかった。

今日、何かが違う。
何かが。


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