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recall project #17

[403]  ERROR  2009-10-24投稿
先生の言うことは結局嘘だった。しかし、次に発する先生の言葉はすごく興味のあるものだった。
「でも、授業などで発言するとPPが貰えるのは嘘じゃありませんから、授業ではどんどん発言して下さい。」
この発言を聞いた後、眼鏡は少し嬉しそうな表情をした。どうやら、積極的に発言するタイプらしい。
これは俺達にとっても大きい情報だった。PPを増やす方法を知ることができた。まぁ、このことの持つ意味合いは「積極的に発言しろ」とのことだろうが。
その後いろいろな意見が出された(眼鏡のお陰で発言しやすくなったのか)が、結局最初のドッジボールに決定した。ドッジボールに決定した時、
「制服が汚れる」
等という意見があったが、
「清明の制服は特殊繊維を使っているので汚れにくいです。砂などすぐ落ちますよ。」
と、先生が言うと、その女子生徒は納得した。
「よーし、じゃあグラウンドに出ましょうか。」
先生のその声で皆グラウンドに降りる。グラウンドで集まっていると、ボールを2つ持って先生が現れた。
「じゃあ自由にチーム分けをして早く始めましょう。」
まず男女で分かれて、俺達は近くにいる人同士でグッパをし、2チームに分かれた。
「かい君もパーか、俺と一緒だね。」
怜と同じチームになった。そして怜は続けた。
「俺は怖いからずっと逃げとこうかな。」
「俺も逃げとくよ。汗かきたくないしね。」
そんな会話の後、ゲームはスタートした。
眼鏡が始めにボールを投げる。
(たいしたことねーな……)
皆がそう思うひょろボール。簡単に受けられ、真っ先に眼鏡は当てられた。運動音痴らしい。それをかわぎりに壮絶な当て合いが始まった。皆容赦なく狙ってくる。俺は出来るだけ目立たないように隠れながら逃げた。怜はというと最初の方にすぐ当てられてしまい、外野で腐っている。
ドッジ開始からしばらくして、もう自軍の内野は俺を含めた3人、対する敵軍の内野は5人と大分少なくなってしまった。
(もう逃げてばかりはいられないな……)
そう確信した俺は臨戦体勢に入る……しかしなかなかボールが飛んで来ず、そればかりか味方2人が死んでしまった。相手は勝利を確信し、ボール回しをしている。俺は必死にチャンスを探す。すると、ボールが俺の手の届く範囲を転がってきた。

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