携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 奈央と出会えたから。<400>

奈央と出会えたから。<400>

[433]  麻呂  2009-10-27投稿

『まずは1枚目――

森宮‥‥アンタが女とホテルへ入る瞬間を撮った写真だよ!!』



アヤカさんが森宮の目の前に、その写真を突き付けると、



『‥‥な‥なんで‥‥だ‥誰がッッ‥‥。』



さっきから小刻みに体を震わせていた森宮の、



その震えは、次第に大きくなっていった――



『そっ‥その写真はッッ‥‥!!

さっき私が、FM生放送中に‥‥。

アヤカさんッッ‥‥あなたから見せられた写真ではないかッッ!!』



自分の息子が体を大きく震わせている姿を見ながら、



森宮の父親は、激しく動揺し、



その写真が、さっきのFM生放送中に、


アヤカさんから見せられたモノと同一のモノだと悟った。





『よこせッッ!!

その写真を私によこしなさいッッ!!』


森宮の父親が、アヤカさんの手に持たれた写真を奪い取ろうと、



手を伸ばした、そのトキ――



『ちょっと待った!!

気が早いわよ!!

森宮先生♪

息子のヒロキ君には、まだあと、3枚の写真を見てもらわないと!!

感想は、それからにしてくださいネ♪』


素早く、その手をかわした、アヤカさんよりも早く、



森宮の父親の腕を掴み、



そう言ったのは、



ミズホさんだった。


『ダテに元スケバンやってねェよッッ!!』



きゃあぁぁ〜ッッ!!



ミズホさんてば‥‥


カッコイイッッ!!




『くっ‥‥くそッッ!!』



森宮の父親は、



ギリリと唇を噛んだ――



『ミズホ、サンキュ〜♪

森宮先生。

さぁ!!アンタの息子が、どれほどの悪党か――

これから目の前で本人に認めさせてやるから、よく見てなッッ!!』



元番長のミズホさんは、さることながら、



アヤカさんの迫力もなかなか――



アヤカさんて‥‥



まさか‥元ヤン‥‥


なのかなっっ???


ドキドキドキドキ――



京谷さんと聖人は、


さっきから黙ってるケド――



これから、どうなっちゃうの???



この先の展開は???

感想

感想はありません。

「 麻呂 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス