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旅の記憶(最北の地 11 )

[348]  ヒロ  2009-10-28投稿
キャンプ場2日目の三人。今日は陽子が晩飯を作るのだが、三人はビールを呑むので「つまみ程度の物でいいか?」となり、陽子が咄嗟に作ったキャベツとベーコンの牛乳煮と、途中で買った魚を焼き、残りのベーコンと昨日の残りの野菜を炒めた。
陽子、「ま、こんなもんでしょ?」
聡、「さすがだね」
ブル、「上等、上等!」
陽子、「ねぇねぇ、明日はどうなるの?」
ブル、「んー深夜には苫小牧だけど、どうする?」
陽子、「地図見ると、結構遠いよねぇ」
聡、「旭川に富良野ですか?」
ブル、「あぁ、そんで時間まで苫小牧近辺を観光するか?」
陽子、「そうね、お土産とか買わないとね」
ブル、「2人で行って来いよ。俺はこっちの知り合いに会って来るからよ」
聡、「こっちに知り合いが居るんですか?」
ブル、「前、来た時に室蘭でな。単独行動になるが、久しぶりに会って来るからデートでもしててくれよ。時間まで戻る」
陽子、「ちょっとぉ、もしかして女?」
ブル、「ハ、ハ!だったらいいが、男だ。意気投合して一晩世話になってな」
聡、「…ちゃんと時間までに港まで来て下さいよ」
ブル、「あぁ、大丈夫そいつは苫小牧だしな」
と苫小牧では単独行動を告げるブルだった

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