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探偵ゼロ−5−

[726]  ヒョン  2009-10-28投稿
ゼロは大きな門を開けた
。やけに軽く開いたので
驚いた。
大きな庭を横切り、大きな家の前に来た。
「許可は取ってあります家には誰もいませんよ」

そう言うと、中に入って行った。
「えっ、ちょっ・・」
「早く来てください。」
隼人は言われるがまま
中に入った。


訳が分からない。
何故、捜査された現場を
また捜査するのだろうか。

「どうして捜査するんです?捜査資料を見ればいいんじゃ・・」
「全て把握してます。警察の資料は。いまから、
警察が見落としたところを見つけるんです。」

「見落とし?」

「どうしても確認したいことがあるんです。」

やはり天才は違うな。
事件解決への信念を感じる一言だった。

彼はさっ、と白い手袋をはめ、現場へ直行した。
隼人も後に続く。

部屋はガランとしていた。
部屋のど真ん中にベットがあり、部屋すみに、古いストーブが置いてあるくらいの部屋。
色々警察にもって行かれているのだろうか。
それとも、もともとなのかは分からない。

ふと、零がにやっと笑った。愛想笑いとは違う、
不思議な笑いだった。
「何か見つけましたか」
「ええ、もちろんです。」
そう言うと零はまた微笑んだ。

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