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タイムカプセル 27

[442]  内田俊章  2009-11-05投稿
禁じられた恋 ?

 今日の亜紀は、想像以上に魅力的だった。

 でも“部屋に来て”と言われても、そう簡単に“はい分かりました”と言う訳にはいかない。

 時折、女房の栞の顔もちらついた。

 “いや!何か相談事でも有るんだ!そうだ!きっとそうだ”

 謙介は、勝手にそう決め付けて、亜紀の部屋へ向かった。

 謙介は、亜紀の部屋の前で深呼吸をすると、ドアをノックした。

 「はい」

 中から亜紀の声がして、ドアが開いた。

 「あっ!ケンちゃん、本当に来てくれたんだ!嬉しい!」

 そう言って亜紀は、謙介に抱き着いた。

 謙介は、こうなる事も、想像はしていたが、余りにも性急だったので、驚いた。

 「亜紀、ちょっと待ってくれないか?座ろうよ」

 そう言って謙介は、ベッドに腰を降ろした。

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