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いじわる先生 19 〜いじわる先生の陰謀〜

[450]  るー6  2009-11-08投稿
「…オレは。」
敦士の体が震える。全員が注目する。
「1ヵ月前、東京で急に話し掛けられて、車に乗せられて…。『自衛隊だろ?』って聞かれて、頷いたら、突然銃を突きつけられて…『だったらオレに従え』って言われて…。」
「脅されたってこういう事か…」
良太が呟く。
「そして、雑居ビルの一室で、話を聞かされた。『独裁国家を創る』話。そこには、30人位いたと思う。たぶんみんな、体格がいい人ばっかりだったから、自分と同じように連れてこられたと思うけどな。」
「……。」
全員唖然としている。
「でも、オレ今から、反抗してみようと思うんだ。あいつに…。」
すると香山が、
「じゃあ…こいつら…守ってくれ。敦士、オレも協力するから、一緒にこの子たちを…。」
敦士の答えは、すでに決まっていた。
「言われなくても分かってるよ。守ってみせるよ。」「助かるよ…。お前がいるだけで…。」
こうして、香山先生の弟、香山敦士が、頼もしい仲間に加わった。
「で…独裁国家って、他でも進行してたりとかしているんですか?」
幸輔の質問に、敦士は頷いた。
「あぁ。してる。東京に、地上80階建て、地下2階建ての超高層ビルを建設してる。そこには、様々な計画が集積する。まぁ、王宮…かな。」
「王宮!?」
皆驚く。
「悪く言えば…そういうことになる。でも、そこを潰せば、いじわる先生、岩塚博の計画は全て失敗に終わる。」
「なんか…面白そうだな。」
香山先生は興奮しているようだ。
「なんか、アドベンチャーみたい。」
良太もつられて一言。
「あの…」
「どうした幸輔。」
「これ、学園物ということで、お話作ってるんですけど…。」
「あ…そう、そうだったな。アハハハハ。」
香山は笑ってごまかした。「あの…これ、学園物です。これから、どんどんサバイバル的になるかもしれないけど、読者のみなさん、どうか…ついてきてください。」
幸輔はどっかの誰かさんに向かってアピールした。
「幸輔…誰に向かって言ってんだよ。」
優太は笑っていた。
「あの…敦士さん。80階建てのビルは、いつ完成するんですか?」
「今年の…12月。」
あと…2ヵ月。
「その時になったら、集まって侵入しよう。」
敦士が呼び掛けた。
「それまでに、お互い、仲間を集めましょう。」
涼子も、決意した。

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