携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> ユニゾンハーツ ?−4

ユニゾンハーツ ?−4

[320]  ラスティ  2009-11-09投稿
柚姫に案内され、これまた広い客室につくと柚姫が‘夕食が出来たら呼びに来ます,と言い残して部屋を出て行った。
その間、僕は裕也にどのような修行をするのか聞いてみる事にした。

達也
「裕也、修行ってどんな事するの?」

裕也
「それは……人、それぞれだ。
師匠はそいつに合った修行するからな」

つまり明日になるまでわからないってことか……

裕也
「でも一つだけ言えることがある」

達也
「……なに?」

裕也
「吐くぞ」

達也
「……えっ!?」

吐くって……
そ、そんなにすごい修行をするのだろうか?

裕也
「最初は慣れないが……まぁ…吐くことも慣れるだろうな」

吐く事が慣れるってなんだよ……
僕は一瞬、今日の夜にここから抜け出そうかと思ったがそれはやめておいた。
後が……怖いだろうから

ヒビキ
『ところで……裕也。
柚姫とはどういう仲なの?』

ヒビキは意味ありげにそう言うと裕也は‘きゅとん,とした顔をしていた。

裕也
「どうって…ただの友人だが?」

ヒビキ
『ふ〜ん……そうなんだ』

裕也
「それがどうした?」

ヒビキ
『別に〜〜♪
そうだ!達也、ちょっと散歩しない?』

そう言うとヒビキは僕の顔を覗き込んできた。
急にどうしたんだろ…ヒビキ

達也
「いや……僕は…」

ヒビキ
『い・い・か・ら!』

達也
「……はい」

ヒビキの気迫に負け、僕はヒビキに連れられ部屋を出た。
しばらく家の中や庭園を見て回りながら僕はヒビキと話していた。

達也
「ヒビキ…なんでさっき裕也にあんな事、聞いたの?」

ヒビキ
『だって裕也、鈍感なんだもん』

達也
「鈍感……?」

ヒビキ
『あんたも…なのね』

ヒビキはため息を尽きながらこっちを見ていた。
僕はどうしてヒビキがため息を尽いているわからなかった。

その事を考えながらしばらく廊下を歩いていると倉庫というより倉を見つけた。
見ると少し扉が開いているのに気付いた。

僕は扉を閉めるために倉に近づくと中から音がした。

達也
「まさか……泥棒?」

ヒビキ
『えっ……!?』

僕はそう思いつつ中へと入って行った。

感想

感想はありません。

「 ラスティ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス