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recall project #24

[437]  ERROR  2009-11-09投稿
「では、今から君達にこれを配ります。」
先生はそう言って小さめの手帳のようなものを見せた。
「生徒手帳です。これは清明学園の生徒である証となるので、無くさないように、はい。」
先生はそう言って生徒手帳を配り始めた。やがて俺の元にも配られた。生徒手帳自体は一般のものと特に変わったところは見られない。だが、少し違和感を感じた。
(にしても、少し厚めだな、この手帳。)
その理由はすぐに判明した。俺が生徒手帳を裏表紙からめくっていくと、あるものを見つけた。
(『学園内規律』?何それ?)
皆が生徒手帳に夢中になっていると、先生が話し始めた。
「今生徒手帳が配られましたね。その生徒手帳の5Pを開けて下さい。」
グッドタイミング、すでに俺はそのページを開けていた。
「そこには『学園内規律』というものが書かれていますね。これは皆さんご存知の校律のようなものです。しかし、気をつけなければならないのが、当然ですがこれに逆らえばPP減点です。くれぐれもこれを守って学園生活を送ってください。」
(『学園内規律』、か……生活態度に厳しい清明だからこんなものもあると思っていたが……)
そこは納得して、俺は規律の内容を見る。

・生徒は先生に会ったら必ず挨拶をすること。……D
・先生に対して丁寧な敬語を使うこと。……D

(挨拶って、こんなのもしないといけねーのかよ!?)
この他にもたくさんの生徒に対する規律があった。逆らうと減点……、これほど強制力を持った校律は初めて見た。また、学園内規律を見ていると、ふと疑問が浮かんだ。
(この右のアルファベットはなんだ?)
学園内規律の項目の右側にアルファベットがあった。AからDまであるみたいだが……
その意味を考えていると、当然生徒が手を挙げた。
「先生、学園内規律のこのアルファベット、なんですか?」
質問したのは眼鏡だった。俺としては、知りたかったことを質問してもらえて非常によかった。
「あぁ、はい、これですね。これはまぁ言ってみれば刑量ですね。」
先生は少し間をあけて続けた。
「学園内規律、これを破ったとき、この右側の、AからD、この位の罰が下されます。私達はA級罰則とか言ってますけどね。罰はA級が一番重く、D級が一番軽い。そう認識してください。」

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