携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> ユニゾンハーツ ?−5

ユニゾンハーツ ?−5

[344]  ラスティ  2009-11-11投稿

裕也
「タイミングは任せるぞ!ヒビキ!」

ヒビキ
『わ、わかった!』

そう言うと裕也と柚姫は師匠に向かって駆け出した。

彩音
(策を講じたようだな。
おもしろい……その策、乗ってやろう!)

柚姫
「狼牙一閃ッ!!」

裕也
「デルタスラッシュ!!」

彩音
「…………甘いな」

そう呟くと師匠は愛刀と鞘で裕也と柚姫の攻撃を防いだ。

だが……………

彩音
「これで終わりか?」

裕也
「いえ…作戦通りですよ、師匠。貴女の目は完全に俺達のほうに向いていますから……!」

彩音
「なに?……ッ!!まさか!」

それが僕たちにとって絶好のタイミングとなった。

ヒビキ
『達也!今だ!!』

達也
「わかった!」

僕は、ヒビキの合図とともに駆け出した。
気を脚に集中させて一気に師匠へと詰め寄り‘弐ノ型,を放った。

達也
「もらった!!」

勝った確信をした僕はそう叫んだ……しかし………

彩音
「……………まだまだ、だな」

達也&裕也&柚姫
「えっ………!?」

そう言うと師匠は左右で受け止めていた裕也と柚姫を薙ぎ払い、達也が繰り出した‘弐ノ型,を避け、達也の首筋に刀を押し付けた。

達也
「っ…………!!」

彩音
「タイミングはよかったが最後の一言が余計だったな、達也」

達也
「あっ……はい」

彩音
「以後、気をつけるように。
二人もだ!」

柚姫
「は、はい!!」

裕也
「…………わかった」

彩音
「さて、今日の修行はここまでとしよう。三人とも明日の仕度をしておけ」

そう言い残し師匠は家のほうへと歩いて行ったが途中で足を止め、顔だけをこちらに向けた。

彩音
「だが、策は見事なものだったぞ」

師匠はそう言い残し、家のほうへと歩き出した。

裕也
「あ〜あ、チクショー負けちまったな」

柚姫
「仕方ないよ、私たちが甘かったみたいですし……」

達也
「ごめん……二人とも……
僕のせいで……」

裕也
「いや、達也はよくやったよ」

柚姫
「そうですよ」

裕也と柚姫にそうフォローを入れられ少しだけ心が軽くなった気がした。

感想

感想はありません。

「 ラスティ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス