携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> 奈々とライアンの夫婦生活♪DRAGON LOVER番外編☆3

奈々とライアンの夫婦生活♪DRAGON LOVER番外編☆3

[374]  木村蜜実  2009-11-13投稿
午後10時………。
あまりにも遅い!

ライアンはまだ帰ってこない………。

イライラはMAX…。

「アンリ眠い(ρд-)zZZ」
目を擦りながらあたしのエプロンを引っ張る。

「あっそうだよね…じゃあ、パパ待たないで寝よっか?」
頷くアンリを抱っこして、寝室へ行く。

アンリが寝付くまで側で本を読む。
寝息をたてた頃、あたしもうたた寝をしてしまった…。

気付くと、ライアンはもう帰ってきていた。

時計を見ると夜中の1時…。

アンリが起きないようにそっとライアンを起こす。

「ねぇ…何時に帰ってきたの??」
あたしはライアンの体を揺らす。
ライアンは薄目を開け

「明日にして…。疲れたから…。」
と答え、再び寝てしまった。

(全然答えになってないじゃない…!!)

あたしは布団に入っても眠れず、結局朝まで起きてしまった。




翌朝………。
いつものようにアンリがライアンを起こす。

いつものように…。
あたしに『おはよう』を言う。

でも………。

「もしかして、機嫌悪い?」
ライアンがあたしの肩を触りながら聞いてくる。

「うん…。ものすごく…。(=`〜´=)」
あからさまにイヤな顔をする。
あたしが怒っているのを気にしだしている。

「昨日、遅くなったから?」
いつもより優しい声…。

「さあ…?なんでだろ〜ね。」
あたしは曖昧に答える。

アンリは静かにご飯を食べ、バスが来る時間になったらあたしの手を引っ張り玄関へ向かう。

「ママ〜行ってきま〜す♪」
いつもの笑顔にあたしは手を振り見送る。

玄関の扉を閉め、前を向くと仁王立ちのライアン。

「…支度したら?会社遅れるよ。」
ライアンの横を目を合わさずに通ると、腕を捕まれた。

「なっ何?!」

「なんか勘違いしてるだろ??」
ライアンの顔が怖く見えた。

「勘違い??なんの事??痛いから離してよ!」
今にも泣きそう…。
あたしの目が潤んだのがわかったのか、すぐに手を離す。

「アンリが何言ったかわかんないけど、こんなのは腹立つ…。」
そう言って、ライアンは出て行った。

あたしのせいなの…?

感想

感想はありません。

「 木村蜜実 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス