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探偵ゼロ−9−

[638]  ヒョン  2009-11-19投稿
「け、携帯?」
「厳密には、警察で携帯電話の位置を調べてもらいます。」

「そうゆうことですか」

「早速、電話をかけましょう。突然行くと迷惑ですから。」





プルルルルルル・・・・
ガチャッ、
「はい、刑事課の内山です。」
電話に出たのは若い刑事だった。

「もしもし、今からそちらに伺いたいのですが。」

「どちらさまです?」

「僕は探偵ゼロです。」

少し沈黙。

「ふ、ふざけるんじゃないよ!!」

内山刑事は電話を勢い良く受話器を置いた。

「隼人さん、切られました。電話。」

「しりませんよ・・ 」

零は口を尖らせた。

「べつに・・ふざけたわけじゃないのに〜」

あなたは子供ですか?!
隼人は思った。

「実はギャップでうけを狙っただけです。」

わ・・笑いのセンスゼロかこの人。

「さて、行きましょ、一応連絡はいれましたしね」

「あれが・・ですか?」

「そうです。さ、タクシーの運転手さんがお待ちですよ。」

二人は立ちあがり、警察へ向かった。
隼人はため息をこぼした。



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