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君がいる〜巡回〜

[382]  ふく  2009-11-20投稿
ねぇ君

君の唇を見る度に触れたくなる
君の唇に触れる度に魔法にかかる
僕はその度に気付く
何故最初に君に出会えなかったのか

君がそこに居るのが当たり前で
でもそこで笑っている君が奇跡の様に思えて
君と過ごす時間さえも限られていく事が寂しくて
そんな自分に憤りさえ覚えて
いつも言い訳をする
『会えない時間がまた君を想う時間』だと
そんな風に言う僕にいつも君は微笑んだ
その優しい笑顔に罪を感じる
『そうね』と言う君が泣き出さない様に色んな言葉を重ねる

深追いをしない君
時間を気にする僕にいつも謝る君は何かを隠している様で
だけどそんな君に感謝していて
そんな君をまた素敵だと思う

勝手な僕を許してくれる
何も聞かずに手を振って『またね』と笑う

君にもっと早く出会えたら
そんな事は理想でしかない
現実はもっと現実でしかなくて
君の唇から離れれば虚しさが残る

また君に会いたい
例えば君と結ばれる世界で

生まれ変わったら
君だけを愛せたらいい
お互いが許し合える世界で
何も咎める事のない
君に罪を感じさせる事のない
君との未来を約束出来る世界で

結ばれないならば
何度も何度も生まれ変わろう
いつか二人の歯車が噛み合うまで

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