携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 公募投稿作品 >> 子どもは家を選べない〜その3〜

子どもは家を選べない〜その3〜

[1067]  真理康子  2009-11-23投稿
結衣子が、親や妹に関心を薄く出来たのは、おそらく、自らの病で、顔立ちや体型など目に見える部分と共に、進路自体を確保できなかった喪失感を、自らの手で修復するのに手間どったからである。
幼少時は、何があっても、常に明るい方に導いてくれる祖父がいた。
この祖父によって、あらゆる不幸を、他人のせいにして、それをどうこうしてくれなどとは言わないように育っていた。 祖父なきあとの財産である。
ただ、やはり、美貌が自分とは縁がなくなったことに寂しいものが走ってはいた。
結衣子は、母親を恥じる思いと、美貌のない自分の認識で、恋愛には、消極的な生涯を通した。

ひたすら、自己研鑽を積み重ねることで、自分を律して生きた。

ロシアのエカテリーナ二世が、自分を醜態と認め、学問、教養を身につけることで、律した伝記に影響を受けていた。

感想

感想はありません。

「 真理康子 」の携帯小説

公募投稿作品の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス