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この空が絶望に染まる、その前に 21 〜リタ・ロネー〜

[311]  きゃしー  2009-11-24投稿

――「また人探しぃ!!?」

隊長室のソファに行儀悪く座り
ルカは声をあげた

「ええ、今日は写真も
あるんですよ」

ルシオは向かい側に腰かけ
写真を手渡した。
受け取ったルカの隣から
リキが覗きこんだ。

「ガキィ?!!」

「名はリタ・ロネー。
その写真しかなくて。
今は19歳くらいだったと…」

「この者は…今どちらに?」

リキが顔をあげ尋ねた。

「リル島に…
その島にいる可能性が
高いかと。」

「「リル島!!?」」

「今トトーがそこに向け
船を進めています。
ルーク、リキ…それからルカ、
頼みますね」

「了解しました」

「……」


――「いいなあ!
私も一緒に行きたい!
せっかく初めて別の世界に
来れたのに…
ねえ?ルシー」

「……」

「ミリーも行きたい!」

レンとミリーは船の上から
街に向かって歩くルカ達を
眺めていた。

「それなら、レンさん
おつかいを頼んでいいですか?」

後ろからロランが声をかけた。

「おつかい?」

「食材が足りなくなってきてて…
僕は皆が帰ってくるまでに
夕食を作らなきゃならないので」

ロランは持っていた大きな鍋を
持ち上げて見せた。

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