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旅の記憶(日本海 2 )

[322]  ヒロ  2009-11-27投稿
気分良く日本海沿いを走るブル。
糸魚川を抜け、親不知に差し掛かると辺りは暗くなり、道路はトンネルやカーブが続き、良く見ると右側は崖である事に気付き?ヤバイ?と思う
ソコを越えると走り易くはなるが、しばらく走ると道は内陸に入って行き、日本海ともしばらくお別れとなる
富山を越え金沢に差し掛かり、大事な事を思い出す。
ブル、「腹減った…そういえば朝、缶コーヒーだけだったなぁ…」
ここまで何も食べていないのである
夜も遅く、周りの車のペースが速くなり、金沢市内では?殺されるかも??と思う位であり、疲れもあってか、判断が鈍り、ラーメン屋かと思い止まってみれば…レンタルビデオ店である。
これはヤバイとコンビニを見つけ、駐車場にバイクを止める。
店内に入り、おにぎりとお茶、ドーピングと呟きながら栄養ドリンクを取る。
買って再びバイクの元へ行き、地べたに腰をおろし、車の行き交う夜の街を眺めながら飯を食べる。
若いカップルがコンビニに買い物に通り、おかしな目でこちらを見ているが、見られているこちらも見ているのである。
「君達は理解出来ないだろうが、私はこれでも?幸せ?なのだよ」
ブルは心の中でそう呟いていた

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