携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SF >> Paramita―序章5―

Paramita―序章5―

[512]  新海 剛志  2009-11-28投稿

彼女は奥の部屋に姿を消してしまった。
 彼女はなかなか戻って来ない。私は店の玄関でただ佇むしかなかった。その間にも遊女たちは男を連れ店に入ってくる。遊女たちは決まって、花の香りを漂わせ、男たちはその香りに現を抜かす。
 小さな声が私を呼ぶのにに気が付く。
「・・・お侍さん?
紅桜は逢いたくないそうです・・・」
「―そうか・・・
なら・・・・・・水城が来たと告げてくれないか・・・」
 それを聞き、彼女はまた私の前から姿を消した。
 私は暫く目をつぶり、呼吸を落ち着かせる

―瞑想―\r

 どのくらい時間が経ったのだろうか。

感想

感想はありません。

「 新海 剛志 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス