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壊れた倫理

[390]  卓上の馬  2009-11-28投稿
僕らは、悲しいから生きて行けるんだ



昔、誰かが忘れていった悲しみを拾い集めて鎖を作った


今、その鎖を壊したくて必死になってもがいてる



壊れた倫理を解きながら、僕はどこかに行くんだろう


そんなことを考えながら歩いている


ふと、前を見ると暗い暗い目をしたこどもが泣いている



「どうしたんだい?なんで泣いているの?」

僕は、話し相手が欲しかった


「あなたがあまりにも可哀相で自然と涙が溢れます。」


こどもは、拒絶のために


「なら、一緒に行くかい?僕の悲しみを探しに。」


僕は寂しい。


「行きましょう。私。自身のために。」


こどもは変わらない


なのに……………。


何かが激しく違う




手を繋いでこの子とあるいて行こう



壊れた倫理を解きながら
壊れた倫理を聞きながら
壊れた倫理を壊しながら
壊れた倫理を流しながら
壊れた倫理を………永遠に………。

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