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子どもは家を選べない〜その5〜

[1112]  真理康子  2009-11-29投稿
房子は、本当に、頭が弱い。
結衣子は、そう、あわれんでいた。
自分は、生まれた時から、祖父が側にいてくれて、やっていいことと悪いことは、厳しく教えてくれた。
祖父は、母親、千鶴子の父親であった。
千鶴子は、裕福な生まれでありながら、心が貧しく、異性への関心が人一倍強い、祖父母の口をして【出来損ない】そのものであった。

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