鳥の国 -1青い鳥-
朝。
目が覚めると。窓から差し込む光が目に入り、とても眩しかった。
目覚めが良い日は、何か素敵な事が起きそうで、何故かワクワクする。
朝ご飯を軽く片付け、いつものように森へ出掛ける準備をした。
「よし!出発!」
勢いよく扉を開けた。
「!?」
そして僕は立ち止まった。
扉の前には、なんと巨大な青い鳥がいた。
息を飲む。この状況はまずい。
巨大過ぎる、勝ち目はない。
(よっよし。立ち去るぞ。)
「失礼しました。」
とりあえず後ずさりし、扉を閉めようとした僕に、青い鳥は話し掛けてきた。
『おぉ。すまない。驚かせたな。』
そう言って巨大な鳥は、段々小さくなり、青い鳥に成った。
青い鳥は再び僕に話し掛けてきた。
『この辺りに、人間は君しか居ないようだが。』
僕は答えなかった。
『まだ若いな。雄だろう。』
僕は黙っていた。まずは、家に戻るか。
『こっこら。何処に行く。』
そう言って、鳥は僕の家に飛んで入り、テーブルの端にとまって、腰を落ち着けた。
(なんて事だ!今日は良い日に成るはずだったのに。)
不服そうな僕を見ても、鳥は気にする様子は無かった。
『済まないが、助けて欲しい。』
「断る。」
『助けてくれ。』
「嫌だ。」
『話くらい。』
「帰ってくれ。」
僕は、鳥を追い出そうとした。小さいのなら怖くない。
『話くらい聞けぇぇ!!』
鳥は室内で巨大化したため、いくらか物が壊れた。
大事にしていた釣り道具も只の棒に成った。本当に僕は泣きたい。
僕は、鳥の話しを聞く事にした。鳥は安心して小さく成ったが、壊れた物は元に戻らない。
鳥の話によると、彼は天空の住人で、天空の城の門番をしていたそうだ。天空人は皆が鳥らしいのだが、王と妃は人型に姿を変える事が出来るらしい。
ある日、平和な天空の城に、悪い人間の男がやって来た。青い鳥は、門番として戦ったが負けてしまい。城への侵入を許してしまった。
危険に気付いた王は、妃を開かずの扉に閉じ込め、侵入者と戦った。
そして王は、侵入者の邪悪な魔力によって殺された。
青い鳥は僕に言った。開かずの扉を開けて欲しい。そして、妃と共に戦い侵入者を倒して欲しいと。
目が覚めると。窓から差し込む光が目に入り、とても眩しかった。
目覚めが良い日は、何か素敵な事が起きそうで、何故かワクワクする。
朝ご飯を軽く片付け、いつものように森へ出掛ける準備をした。
「よし!出発!」
勢いよく扉を開けた。
「!?」
そして僕は立ち止まった。
扉の前には、なんと巨大な青い鳥がいた。
息を飲む。この状況はまずい。
巨大過ぎる、勝ち目はない。
(よっよし。立ち去るぞ。)
「失礼しました。」
とりあえず後ずさりし、扉を閉めようとした僕に、青い鳥は話し掛けてきた。
『おぉ。すまない。驚かせたな。』
そう言って巨大な鳥は、段々小さくなり、青い鳥に成った。
青い鳥は再び僕に話し掛けてきた。
『この辺りに、人間は君しか居ないようだが。』
僕は答えなかった。
『まだ若いな。雄だろう。』
僕は黙っていた。まずは、家に戻るか。
『こっこら。何処に行く。』
そう言って、鳥は僕の家に飛んで入り、テーブルの端にとまって、腰を落ち着けた。
(なんて事だ!今日は良い日に成るはずだったのに。)
不服そうな僕を見ても、鳥は気にする様子は無かった。
『済まないが、助けて欲しい。』
「断る。」
『助けてくれ。』
「嫌だ。」
『話くらい。』
「帰ってくれ。」
僕は、鳥を追い出そうとした。小さいのなら怖くない。
『話くらい聞けぇぇ!!』
鳥は室内で巨大化したため、いくらか物が壊れた。
大事にしていた釣り道具も只の棒に成った。本当に僕は泣きたい。
僕は、鳥の話しを聞く事にした。鳥は安心して小さく成ったが、壊れた物は元に戻らない。
鳥の話によると、彼は天空の住人で、天空の城の門番をしていたそうだ。天空人は皆が鳥らしいのだが、王と妃は人型に姿を変える事が出来るらしい。
ある日、平和な天空の城に、悪い人間の男がやって来た。青い鳥は、門番として戦ったが負けてしまい。城への侵入を許してしまった。
危険に気付いた王は、妃を開かずの扉に閉じ込め、侵入者と戦った。
そして王は、侵入者の邪悪な魔力によって殺された。
青い鳥は僕に言った。開かずの扉を開けて欲しい。そして、妃と共に戦い侵入者を倒して欲しいと。
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