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日和

[486]  朱雀  2009-12-06投稿
君を救う為と差し出した腕は冷たく叩かれた

心を癒す為と投げ掛けた言葉は拒否された

西を見上げ東に後退る

見つめる空は碧の艦隊

冬の晴れ間

小春日和


朱く染まる夕闇まで立ち続けた

微笑を浮かべたのち踵を返した

西に背を向け東に進む

重い脚は鉛の運び

黒い血の海

徒花の道


今は朱い翼を休めよう

今は燃え燻る心を見つめよう

今を掃いまた新たな衣の為に


西へ続く晴天の空

冬の晴れ間

小春日和

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