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恋していく 2話短編 1話

[519]  田中ゆうた  2009-12-17投稿
12月も半ば。終業式を終えて
高校初の冬休みに突入した。家で
お菓子を食べながらお昼のテレビ
番組を見ているとドアの鍵が開く
音がした。

「うるさいのが帰ってきた」

「たくみ居る?」

帰ってくるなりどかどかと姉き
が俺の部屋に入ってきた。

「うわっ、ぐちゃぐちゃじゃない
の。ちょっとは片付けなよ」

「へいへい。てか何かよう?」

姉きがこんな感じで俺に話し掛
けるときは大抵何か頼み事がある
のを俺は知ってる。

「実は今日学校で・・・」

そこから10分程度姉きの話し
に付き合っていると、思わず大声
が出る内容だった。

「告白された!!?」

「うん、そうなの」

「でもおかしくないか?姉きの学
校って確か女子校だろ?」

「だからヤバイんじゃない。だか
らあんたこの子と付き合って君臨
ない?」

「いや、何でそうなんだよ」

「でも相手の子にはもう紹介しち
ゃったよ?」

「おいおい」

結局、その明音(あかね)って
子に会う事になり姉きの提案でプ
チデートをすることになった。

「あっ、こんにちは」

「こんにちは」

待ち合わせの場所には髪が黒い
可愛いらしい女の子が待っていた


「待ったかな?」

「いえ、全然」

「今日はよろしくね」

「はい、こちらけそです」

そんな会話を交えた後に俺達は
近くのゲームセンターへ向かった


(明音か。こんな子が一体姉きの
どこに惚れたんだ?こんな可愛い
子姉きには勿体ないぞ)

気付かないうちに俺はどんどん
明音にひかれていった。「ずっと
こうしていたい」って気持ちが俺
の中には確かにあった。

「明音さんは姉きのどこに惚れた
の?」

「え〜とですね。私小さい頃から
体か弱くてそれで運動神経がいい
先輩に憧れてるんです」

「・・・そうか」

姉きの話しをしてる明音さんは
とても楽しそうだった。本当に好
きなんだ。

「姉きの事話してる明音さんって
楽しそうだね」

「はい、先輩は私の憧れです」

「・・・・・」

その後、俺は明音さんを家まで
送るとその足で家に帰った。

そして俺がこの後、ある疑問に
気付くのにはそう長くはなかった

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