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小さなディーヴァ

[374]  ブランキー  2010-01-05投稿
音の外れたオルゴールを虚しく鳴らして遊ぶ少女

庭に植えられたポプラは、葉の擦れた音でマラカスを鳴らす。

壁に掛かった古時計は、時刻を知らせるメトロノームとなる。

軋んだ木造の家は、その音でバイオリンを奏でる。

少女がその四重奏に歌を乗せると、そこは小さなオペラハウスとなった。

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