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ある愛の表し方・1 木村蜜実

[460]  木村蜜実  2010-01-09投稿
カレは上司だった。
何でも相談できる上司。

私は社内に彼氏がいた。

でも…
別れを決めていた…。

彼は二股だったから
私はすんなり身を引こうとした。

別れを告げると
これもまた
すんなりと頷いた。

そんなもんか…

そう思った。

別れたのに
涙は出なかった。

帰り道…
カレが声をかけてきた。

「一緒に帰るか?」

驚きながら頷いた。

帰り道は
仕事の事を話しながら歩いた。

話し終わると
少し沈黙が続いた。

そして突然…。

「別れたんでしょ?次が出来るまで、側にいようか?」
と軽く言ってきた。

当然、私は
「何故そんな事言うんですか?」
と質問をした。

カレは
「好きだから」
そう答えた。

からかわれてる
そう思った。

妻も子供もいる人に
そんな事を言われても

なんかピンとこなかった。

でも、何故か…
「お願いします…」
と言ってしまった…。

顔も悪くない
優しいし
何故か惹かれるものがあった…。

なんでだろう…。
優しい気持ちになる。

その日は軽く飲んで、私の家まで送ってもらった…。

胸が苦しくなった…。

こんな気持ちははじめてかもしれないと…
そう感じていた。

本気になってしまいそう…。

本気になったらいけない…。

頭の中で言い聞かせる。

でも…
もう私は
止める事が出来なくなってる…。

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