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スカバンburn!!02 -32- 〜あいつのことなら〜

[364]  きゃしー  2010-01-11投稿


昼食の間も翼は一言も喋らずさっさと食べ終え、先に民宿を出た。

――女子部屋

光「あれ?二人は?」

光希が部屋に戻るとそこに居たのは美弥だけだった

美「波音はトイレ。秋奈は…もう行ったみたい」

美弥は散らばった荷物をまとめながら答えた

光「そう…美弥?」

美「何ぃ?」

光「なんかごめんな、うちらほんまたまたま二人が居るとこ見ちゃって…」

美「あはは、まだ気にしとったん?もうええって」

光「でも…翼…」

美「こういうこと、何回もあったし、あいつの意味わからん怒りなんかもう慣れた。でもスパイはむかついたなあ…ほんまにうちらはたまたま会ってちょっと話してただけやねんで?……でも…あいつもだいぶ気にしとってんな」

光「え?」

美「うちはずっとあいつと一緒におるからさ、何でもわかってるつもりや。でもあいつはうちのことは全然分かってへんけどな」

光「美弥…」

美「よし!みっきー、そろそろ行こっか。波音はどうせタケと行くやろうし、先二人で行こう?」

美弥は譜面を抱え立ち上がると光希に笑いかけた

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