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スカバンburn!!02 -33- 波音の不安

[361]  きゃしー  2010-01-12投稿

――男子部屋

波「せいちゃ〜ん」

波音が入り口から声をかけた。聖二、拓朗、猛の3人はそれぞれくつろいでいた。

聖「お、どうしたー?波音?」

波「体育館まで一緒に行こー」

聖「ほんの1分程度の距離やん。まあええけど」

猛「じゃあ俺も行く!」

波「あかん!タケはたくと2人で行きい!」

猛「え〜なんでー?」

波「行こ〜せえちゃん」

聖「う…うん…?」

波音は聖二の腕を引っ張り出て行った

拓「なんやお前、またケンカしたん?」

猛「してへんよ!せえちゃんずるい〜!」


――聖「なんか話でもあるんか?」

民宿から体育館までの短い距離を二人はとぼとぼ歩いていた

波「なあ、せえちゃん。」

聖「なんや?」

波「大丈夫かなあ…このバンド」

聖「え?…ああ、翼と美弥か?大丈夫やろー翼のワガママなんていつものことや…」

波「ちゃーうっ!そうじゃなくて」

聖「え?何??」

波「最近のバンドの雰囲気見てなんか変わったなあとか思わへん?」

聖「え〜?何が?」

波「はあ…もうええわ。言っとくけど」

波音はくるりと振り返った

波「せえちゃんだけやで?このバンド内で枠からはみ出てんの!」

聖二は一人残された

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