携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ノンジャンル >> 続12の夜(下)

続12の夜(下)

[594]  さんちゃん  2010-01-15投稿

先生(姉)は
僕の酒を飲むペースの早さに驚いてる


酒がなくなったので
先生が買い出しに
言った時に妹が話しかけてきた

「さんちゃんさぁ…どうするつもりなの?」


僕としては珍しく目的はなく
流れに任して先生とは

できても
できなくてもいい

という気楽なスタンスだった

但し既に毎日コトをしなければならない小学生なので
最低?でも妹とする目的はあった


「いやあ…先生の目的がわからんでねぇ」
と妹に答えた


妹に先生の真意(目的)を聞きたかった

「あぁアイツ(先生)は単にさんちゃんに興味があるんじゃない」
と妹は答えた


ふーん…興味かあ
まっ先生は
僕が口が固い人間と信用し
家に連れてきて
酒を飲ましてくれるんだろうから

その信頼は裏切ったら
アカンやろ


今まで年上のコト仲が
多数とはいえ
社会人(先生)とコト仲になるのは始めてだ


昔からイベント好きな僕はとんでもないことを考えた


先生がお酒を買って帰り酒盛りが再開して

頃合いを見て僕は提案した


「先生…もうかなり酔ったから今日は泊めてもらうよ」

姉妹揃って
僕の次の言葉に固唾をのんでる

「でも今日は先生とは…せぇへんよ!明子(妹)とはするけど」


僕も明子も団体戦に慣れてるので
先生が横にいても

コトをするのに全く抵抗はない


二人が反応を示す前に
次の提案をした

「先生とは…卒業するまではマズイやろ!卒業したら温泉に連れていって」

家族旅行なんてありえない家庭環境だった上

僕は事情で小学校の時は修学旅行にも行けなくて
温泉に行くというのは最大の夢だった


しかし…
いつもそうなんだが

僕の真意は単に
社会人(先生)にタカり温泉に行きたかっただけなのに…

カッコよく卒業してからコト仲になると勘違いされた


卒業の寄せ書きに僕は

「自由に生きる」と
カッコつけて書いた

先生は横に
「いつまでも自由に生きてください」
と書いてくれた!


♪自由を求め続けた12の夜♪

〜先生との温泉旅行記は何れの機会に〜

続12の夜完結

感想

感想はありません。

「 さんちゃん 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス