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秋刀魚No.2

[677]  鰯よりの秋刀魚  2010-01-24投稿
越えられるだろうか、


彼はそう心の中で呟き自分の足を見つめた。


夢見がちなのは分かっいる。


だけど自分が自分である為に―\r


いや、目の前の現実を自分のものにするために、


男は自らの足を見つめ、自分に問いかける。



越えられるだろうか、

今の俺にできるだろうか、



自分にできることは自分にできることだけ、

その虚しさが心を覆いつくす。


しかし決めた、決めたんだやると、


越えられるかなんて考えてもしかたがない、

ただ越えようとする行為が大事なんだ。


と、彼は自分に言い聞かせた。



彼は意を決してコンビニに入った。


そしてある本を手にとる。

そして最短距離でレジへ生き、

そして会計を済まし外へ出た。



彼の顔は安堵と達成感でいっぱいになった。





こうして彼は一歩を踏み出した。


男なら誰もが進む道のりを心踊らせながら。

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