イズコノキオク4
気付いたら朝8時。
自分の部屋から出るといつも亜海の部屋へ行く。
朝が弱く、俺が起こしに行かなきゃ平気で午後まで寝てる奴だ。
念のために言っておくが、兄妹の関係を越えようとなんて考えていない。
仮にも妹だ。
一応ドアをノックし部屋に入り、奴のベッドが戦跡のようになっていた。
前言撤回、こいつはゴリラだ。核を越えた力のゴリラだ!!
折角、容姿端麗で食事も上手い。ただ朝の姿はこいつに好意を持っている奴には同情する。
亜海を起こし、朝食を食べて学校へ向かう。
席に着くと悪友が話しかけてきた。
「あ、そうだ。昨日の夜な、篠原からメールきてな。」
いきなりなんだ。
「篠原ぁ?2組の?」
「そ。その篠原がな、お前に彼女はいないのかだって。」
「知らん。」
隣りのクラスの篠原梓、なんか入学式の初対面な俺に熱烈ラブコールを送って来てた奴らしい。覚えないが…。
「知らんってあの篠原だぞ?彼女にしたいランキング2位のあの!!」
「そんな熱くなるなよ。ってかまだ諦めてなかったのか、あいつ。」
「―!!!」
「ぐわぁ!お前まずその右手を降ろそうか!そしてその右手に握っている鋭利な刃物を静かに床に降ろそうか!!」
ってかどっから出したそんな物騒なもん…。
「で、でもあの明るさと人懐っこさが俺には輝きすぎてて。っておいお前ら!」
クラス男子全員の目が危ない。殺意に満ちている。そして右手には鋭利な刃物が…。どこに隠してやがった。
そして羨望と殺意の心が篭った哀(あい)のラブコールが飛び交う。
『篠原のどこが悪い!』
『お前には勿体ないぐらいだ!』
『南無阿弥陀仏…。』
『一回死んでこい!』
既に死んでます。
キーンコーンカーンコーン。
助かった、4話で死ぬ所だった。
「恭介てめぇ後で覚えとけ!」
さっきまで優勢だったかのように言ってやった。
「ふん!俺の連合軍で相手になってやる!総員構えぇ〜!!」
「ごめんなさい。」
たった3秒で覆る優勢。すぐさま謝罪。
神様。チャイムで救われた儚く尊い命が、ただのイジ―\r
「死活問題だ」
―死活問題で失われようとしています…。
自分の部屋から出るといつも亜海の部屋へ行く。
朝が弱く、俺が起こしに行かなきゃ平気で午後まで寝てる奴だ。
念のために言っておくが、兄妹の関係を越えようとなんて考えていない。
仮にも妹だ。
一応ドアをノックし部屋に入り、奴のベッドが戦跡のようになっていた。
前言撤回、こいつはゴリラだ。核を越えた力のゴリラだ!!
折角、容姿端麗で食事も上手い。ただ朝の姿はこいつに好意を持っている奴には同情する。
亜海を起こし、朝食を食べて学校へ向かう。
席に着くと悪友が話しかけてきた。
「あ、そうだ。昨日の夜な、篠原からメールきてな。」
いきなりなんだ。
「篠原ぁ?2組の?」
「そ。その篠原がな、お前に彼女はいないのかだって。」
「知らん。」
隣りのクラスの篠原梓、なんか入学式の初対面な俺に熱烈ラブコールを送って来てた奴らしい。覚えないが…。
「知らんってあの篠原だぞ?彼女にしたいランキング2位のあの!!」
「そんな熱くなるなよ。ってかまだ諦めてなかったのか、あいつ。」
「―!!!」
「ぐわぁ!お前まずその右手を降ろそうか!そしてその右手に握っている鋭利な刃物を静かに床に降ろそうか!!」
ってかどっから出したそんな物騒なもん…。
「で、でもあの明るさと人懐っこさが俺には輝きすぎてて。っておいお前ら!」
クラス男子全員の目が危ない。殺意に満ちている。そして右手には鋭利な刃物が…。どこに隠してやがった。
そして羨望と殺意の心が篭った哀(あい)のラブコールが飛び交う。
『篠原のどこが悪い!』
『お前には勿体ないぐらいだ!』
『南無阿弥陀仏…。』
『一回死んでこい!』
既に死んでます。
キーンコーンカーンコーン。
助かった、4話で死ぬ所だった。
「恭介てめぇ後で覚えとけ!」
さっきまで優勢だったかのように言ってやった。
「ふん!俺の連合軍で相手になってやる!総員構えぇ〜!!」
「ごめんなさい。」
たった3秒で覆る優勢。すぐさま謝罪。
神様。チャイムで救われた儚く尊い命が、ただのイジ―\r
「死活問題だ」
―死活問題で失われようとしています…。
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