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永久に§8§

[456]  夏姫  2010-01-26投稿
「…ッ/// サイっ…。」

サイは甘く優しく私にキスをした。
そしてサイの手は、私の身体に沿って下へと滑り落ちていく。

「! あっ……。」

サイの細い指が、ズボンの中へと入り、優しく撫でる。

「んっ…。サイ…。」

そのまま私の下着の中へと入り、一番敏感な部分に触れた。
私の甘く切ない吐息と、サイの少し荒くなった吐息が混ざり合う。

「ハルのここ、びしょ濡れだよ。」

クスクスと笑いながら、指の動きを早くする。

「サ、サイのせいでしょっ!」

精一杯の抵抗をするが、サイの右腕にしっかりと抱きしめられ、身動きがとれない。
私は感じ過ぎて、思わずサイの左手を引き剥がした。

「そんなに抵抗する事ないでしょ〜。」

Dキスをされ、私は声を出せなくなる。
彼の甘い誘惑には勝てなかった。

そのまま、私達二人は愛し合った。


「ねぇ、サイ。私が居なくて寂しかったんでしょ?」

ニヤニヤと笑いながら私はサイに聞いた。

「うるしゃい。」

少し照れながらそっぽを向くサイ。
メールの返事が素っ気なかった原因が寂しさにあると気づいたのは、強く抱きしめられた時だった。
「ごめんね?寂しがらせて。」

ふっと微笑み、サイの頭を優しく撫でる。

「全く。甘えん坊で寂しがり屋な彼氏さんですね。」

「気のせいだっ。」

「あら、私にそんな事言っていいの?(笑)」

「……。」

もちろんこれは、私のちょっとした意地悪&仕返しである。


「…もう帰る時間か?」

相変わらず下はパンツ一枚のまま、私に尋ねるサイ。

「ううん、あと30分は大丈夫だよ。」

私は、サイの頭を優しく撫でた。

――私は、本当にサイを愛してる。でも、サイは照れ屋さんだから、「愛してる」なんて言ってくれない。それが、少し寂しい。

それでも、サイの一つ一つの行動が、仕草が、メールの内容が、私に「好きだ」「大切だ」と言ってくれてるのは分かる。

そんな、不器用だけど、誰よりも私を大切にしてくれるサイが、大好きなんだ。

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