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旅の記憶(四万十川上流 3 )

[340]  ヒロ  2010-02-03投稿
暴走族達が出て行くと、一台の車がキャンプ場に入って来て、ブルのテントの前で停まっり、中から赤ん坊を抱いた母親と運転席からその旦那が出て来る
旦那、「夜分、すみません」
ブル、「は、はい?」とテントから顔を出すと、川に落ち、助けた赤ん坊の親が病院の帰りに、わざわざお礼に来たのである
旦那、「カズヤを助けて頂き、ありがとうございました。本当に助かりました」
ブル、「いや、別に気にしなくていいですよ。ああいう時はお互い様だし」
旦那、「いや、あなたが助けてくださらなけば、カズヤは死んでいました…これ少ないですが…」と、封筒を渡された
ブルは分からず封筒を受け取り、中を見ると…現金である。
ブル、「ありがとう。でもね、そんな積りで助けた訳じゃないんだよ。気持ちだけ受け取るから、この金で赤ん坊にオモチャでも買って挙げてくれるか?俺としてはその方がいい」と封筒を返す
旦那、「それではこちらの…」
ブル、「いいんだよ!この子が助かっただけで!それだけ頂くよ」と言ったものの照れ臭いらしく、頭をかくブルである
旦那、「あなたって…」ブル、「早く帰って赤ん坊、休ませた方がいい」
夫婦に礼を言って車で帰って行った

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