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君と愛を誓った日

[566]  2010-02-06投稿
君と愛を誓った日。
桜が満開に咲いてて手を繋いで歩いた桜並木の公園。
私は1つ1つ思い出の跡地を巡っていた。

私とすれ違った人は全員私を二度みした。
私は歩き続けた。
「ずっと笑ってんだぞ?由加」
彼の口癖。
この公園でも何度も口にした。
歩き続けた先には海があった。
もう家を出てから2時間もたった。
私は膝から崩れおちた。
「ううっあああああ?いやぁ?嫌だよ夏樹?どうして先に行っちゃうのよ?」
海に向かって叫び続けた。
泣きわめく声もきっと夏樹には届かない。
そう考えるともっと悲しくなった。
「大丈夫だよ聞こえてる。」
後からフッと声がした。
私がふりむくと誰もいなかった。
「な...夏樹??」
いるわけない。
いるわけないよね。
だってもぉいないもん。
見えないもん夏樹のこと。
ピリピリピリピリ
ケータイが鳴った。
(mail受信中)
泣き腫らした目でケータイを開く。


愛する由加へ

そんななくなよ。
俺はずっと近くにいるから。
空からみててやる。
だから幸せになれ。
俺絶対生まれ変わってまた由加のとこ行く。
その間に由加が誰かと幸せじゃなきゃ奪いがいないだろ?
だからずっと笑ってんだぞ

由加の事愛してる

夏樹より

「夏樹。見ててくれるんだよね?絶対にだよ?私幸せになって夏樹を待ってる。
そしたら奪うぐらいに私を愛してね?私もずっと夏樹を愛してるから。」

空には君と愛を誓った日みたいな桜が私と空にいる夏樹をみつめていた。





愛してるよ夏樹
由加

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